プレジール〈苫小牧市〉

Let’s Eat 北海道ポーク!
<オススメの一品>「B1とんちゃんの豚まん」1個400円(税込)

接客が好きなことに気づき、自分の仕事に決めました

「道の駅 ウトナイ湖」にある「プレジール」は、「B1とんちゃん」の生産者が自ら営業する店。店長を務めるのは、農場主の小野寺さんの長女・佐藤晶子さんです。「幼い頃から豚の世話が好きで、学校から帰ってくるとすぐに豚舎に行って手伝いをしていました。私自身、食べることに興味があったし、『自分が育てた豚肉でとんかつ屋をやりたい』という父の夢を一緒に叶えられたら面白いと思い、生産から食品加工、衛生管理なども学べる農業高校へ進学しました。卒業後は、洞爺や札幌のホテル、札幌のフレンチレストランなどで働いたのですが、その時に気づいたのは、自分は接客が好きだということ。これを自分の仕事にしようと決め、この店を始めました」と話します。

豚の帽子をかぶり、胸元には豚のブローチを付けて店に立つ佐藤さん。来店者には「いらっしゃいませ。美味しい豚まんはいかがですか」と声をかけ、「ありがとうございました」と大きな声で見送っています。

目指したのは、割ったら光輝くような豚まん

「うちのイチオシは豚まんです。同じ高校に通う幼なじみが、毎朝、通学時に肉まんを食べていて、『B1とんちゃんの豚肉を使ったら絶対に美味しいのに』と言ったのがきっかけです。地元の同級生が集まり、苫小牧市の『夢・まち推進事業』に応募したことで豚まんプロジェクトがスタート。『割ったら光輝くような豚まん』という私たちの無理難題に札幌の業者さんが応えてくださり、試行錯誤を重ねて完成しました。イベントで販売したところ好評で、また食べたいと言ってくださる方がいたことで、今につながっています」と話します。

高校卒業後は、仲間たちはそれぞれの道に進みましたが、佐藤さんは父親と地域のイベントに出店して豚まんを販売。ウトナイ湖畔に道の駅が出来るのを機に、「プレジール」をオープンしました。「札幌の業者さんには随分とわがままを言いましたが、20年を超える付き合いになります。今も豚肉の脂分などに合わせて、毎回、微妙に味を調整していただいています」。


「農家の豚まんセット」1,200円

養豚家だからこそ、贅沢に肉を使っています

「ひき肉って、切り落とした肉の残りを使っているイメージがあるでしょう。うちは肉の美味しさを感じていただきたいので、うで肉のみを使用しています」と佐藤さん。

豚まんには、粗めのひき肉にシイタケやタケノコ、長ネギなどを混ぜています。皮を割ると、キラリと光るとろみのあるあんが顔を出します。「農家の豚まんセット」は、名物の「B1とんちゃん」の豚まんとロングソーセージに、厚切りポテトとドリンクが付いています。ドリンクは、ウトナイ湖の朝日をイメージしたオリジナルドリンクがお薦め。

このところファンが増えているのが焼売。軽く下味を付けているので、そのまま食べることで、肉のうまみがダイレクトに伝わってきます。お弁当の豚丼は、冷めても脂っぽさが気にならず、口の中に炭火の香りが広がります。「安心で美味しい豚肉を食べていただけるよう、1頭1頭愛情を込めて育てている養豚家がいることを知っていただきたい。この店を通じて何が出来るかを考えていきたいです」と、佐藤さんは4人の子育てをしながら次のステップへ歩みを進めています。

「B1とんちゃんのしゅうまい(6個入り)」500円
「B1とんちゃんの炭火焼き豚丼」900円

Pork Information

B1とんちゃん

「B1とんちゃん」は、苫小牧市植苗地区にある農場「ポーク・アイランド・オノデラ」が生産する豚肉。抗生物質などに頼らず、乳酸菌や食用炭を与えることで健康を管理し、1頭当たり、二畳ほどのゆったりとしたスペースで育てています。エサには、大麦、小麦、米粉などを15%ほど与え、ストレスフリーで元気に育った豚は、臭みがなく、脂肪の美味しい豚肉に仕上がっています。豚肉にはビタミンB1が豊富なことから、この名が付けられています。

プレジール

苫小牧市植苗156-30 道の駅ウトナイ湖内
TEL:0144-58-2677
3月~10月/9:00~17:00、11月~2月/9:00~16:30
定休日/12月31日、1月1日、1月2日

※コロナウィルスの感染状況により、営業時間や定休日が変更になる場合がありますので、あらかじめご確認をお願いいたします。

※この記事は2023年4月現在のものです