生産者向け情報

HPA便り29号「平成27年度定期総会の結果について」

■ 平成27年度定期総会が開催され、総会提出議案どおり承認されました 5月28日に開催した総会の結果について、その概要についてお知らせいたしますので、本年度の協会事業・運営に対しなお一層のご理解とご御協力について、よろしくお願いいたします。

定期総会の概要

1 出席者
(1)出席代議員:10名 議決権行使代議員:14名 代議員総数:24名
(2)出席役員:10名
(3)来 賓:北海道農政部生産振興局 畜産振興課長 宮田 大様、北海道農業協同組合中央会副審査役 山内 一三様ほか11名
(4)顧問・会員等:2名
(5)事務局:12名(協会、地区組織)

 

2 農場記帳優良農場の表彰 総会に先立ち、平成26年度農場記帳優良農場として、㈲ビィクトリーポーク及びパインズポーク㈱の2農場が表彰され、富樫会長より表彰状及び副賞として佐々木種畜牧場の「サチク麦王ギフトセット」が授与されました。

<表彰授与の様子>

26年度農場記帳優良農場 ㈲ビクトリーポーク農場長 中岡 亮太 氏 

26年度農場記帳優良農場 ㈲ビクトリーポーク農場長 中岡 亮太 氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

26年度農場記帳優良農場 ㈱パインズポーク社長 田中 松行 氏

26年度農場記帳優良農場 ㈱パインズポーク社長 田中 松行 氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3 総会議事

【富樫会長挨拶】

〇 代議員・事務局並びに関係者の皆様には、大変お忙しい中ご出席頂き誠にありがとうございます。また、日頃よりご指導、ご鞭撻を頂いておりますことに、重ねて御礼申し上げます。

〇 昨年の総会は、道内で発生しました豚流行性下痢症のため、やむを得ず、予算並びに決算等は、書面決議を持って決めさせて頂きました。 PEDについては、昨年4月頃から道内でも拡大し大きな被害となり、今年になっても数件発生しましたが、生産者の絶えまぬ防疫の努力と、関係機関のご指導とご尽力により、今は沈静化の方向に進んでいるようでございます。今後とも、今の状態が続きますことを願うとともに、被害に遭われました生産者の方には、心よりお見舞い申し上げます。当協会としましても、情報提供や緊急防疫対策等、当初の計画を変更し対策を打って参ったところです。

〇 豚価については、国内生産量の減少、肉類全体の価格上昇傾向により、堅調に推移して参りましたが、急激な円安による飼料・原油・資材価格の高値が続いております。北海道は、高コストの傾向にありますので、今後、コスト低減に向けた課題にも取り組んで行かなければならないと考えております。 〇 昨年は、生産者が望んでおりました養豚農業振興法が成立し、我が国における養豚産業の位置づけが明確化され、これに伴う「養豚農業振興に関する基本方針」が示されたところです。

〇 一方、TPP協定の交渉は、日米首脳会議によって、合意に向けて加速すると伝えられ、マスコミによりますと、大幅な関税引き下げが検討されていると言われています。もし、それが本当だとすると、ほとんどの生産者が将来再生産することが出来ないと思われますので、協会といたしましても、関係団体と一致協力しながら反対運動を展開し、また、各方面に反対の要請活動を積極的に繰り広げて参りました。これからも安易な合意に警戒しながら、引き続き運動をして参りますので、会員の皆様の更なる結集をお願いいたします。

〇 このように変化の多い養豚情勢の中で、当協会は、北海道が豚肉の産地として、発展することを願い、平成25年には、北海道ポークのロゴマークを商標登録し、昨年からは、北海道ポークブランドの認証制度をスタートさせました。これは、長年取り組んで来た農場記帳運動を基本に、消費者の目線に合わせた安全と安心と信頼を実現し、PRして行く取組みでございます。 現在、19農場を認証させて頂きましたが、今後とも、どんどん参加農家を増やして参りたいと考えています。農場記帳を行っている方であれば、決して難しい敷居の高いものではありません。最初は慣れませんが、やって行くうちに徐々に改善して頂ければ良いと考えております。こういった主旨をご理解した上で、1件でも多くの農家が、賛同と参加して頂きたいと思っております。 北海道の生産者は、安全に対する意識が高いですねという評価を頂けるよう、皆様で努力して行こうではありませんか。

〇 また、消費拡大の取り組みは、当協会としては、最も重要な事業でございます。 昨年は、農業・農村フェスタin赤れんがやコープさっぽろ食べるたいせつフェスティバルに出店し、消費拡大に力を入れて参りましたが、今年は、大通りのオータムフェストへの出店等も考え、北海道ポークのPRを強化して行きたいと考えております。 また、地域の消費拡大運動も引き続き実施して参りますので、より多くの会員の参加と協力を呼び掛けたいと思っております。

〇 従来から要望の強かった道内の枝肉歩留りの改善について、当協会としては、長年、歩留り調査等を実施して参りましたが、決して目に見えるような成果があったということが出来ないのが残念であります。しかし、蓄積したデータと関連情報は、価値のあるものだと思っており、この度、これらを報告書に纏め、地区事務局に送付させて頂きました。この資料を今後色々な活動に利用して行こうと考えております。 当協会の事業は多岐に渡っており、後程、事業報告により、詳しくご説明いたしますのでよろしくお願いいたします。

北海道養豚生産者協会 富樫会長 主催者あいさつ

北海道養豚生産者協会 富樫会長 主催者あいさつ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【道庁宮田畜産振興課長来賓あいさつ】

〇 北海道養豚生産者協会定期総会の開催に当たり、一言ご挨拶させて頂きます。 皆様方には、日頃より、道農政の推進に御理解と御協力を頂いておりますことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

〇 さて、去年の今ごろから、全国的に猛威を振るったPEDについてですが、昨年9月以降、道内では、1月1件と2月1件の2事例を最後に、5月28日現在では新たな発生はないところですが、全国的には、昨年9月以降も27都道県で、221事例の発生が確認されております。特に、発生のあった農場では、未だにウイルスが存在する可能性が高いので、気を引き締めて取り組んで行くことが重要になっています。 さらに口蹄疫については、近隣諸国の韓国や中国などで継続的に発生しているとともに、今年4月には、台湾でも約2年ぶりに発生しました。今日、お集まりの生産者の皆様方におかれましては、常に気を引き締めて、家畜保健衛生所への早期通報と、日頃の消毒の徹底等の防疫対策をよろしくお願いいたします。

〇 また、TPPにつきましては、交渉内容についての公表はないものの、報道では、最大482円の関税を50円に引き下げるとの報道もあり、万が一、そういったことになりますと、道内の養豚産業にも大きな影響を及ぼすことが懸念されるところです。 道としては、引き続き、政府に対し、国会決議をしっかり守るべしという主張を、適時適切に、道内の関係の皆様方や道議会の先生方とも連携をしながら国に発信して行きたいと考えております。

〇 次に豚肉の需給を見ますと、国産が全体の53%を占める中、去年の米国でのPEDの発生の影響などで、国際的に食肉価格が高騰し、豚肉の国内価格についても、順調に推移しており、養豚経営安定対策事業についても、25年度以降は、発動がない状況となっております。 豚肉価格の高止まりによって、消費の減退も心配される声もありますが、安全・安心な道産ポークの提供を通じて、消費者との信頼関係を築くことがますます重要になっていると感じております。 そうしたことからも、皆様方が取り組んでいます農場記帳運動や北海道ポークロゴマーク表示の推進は、その第一歩になるものだと考えており、1人でも多くの会員の方が取組に参加され、消費者との絆を深められることをご期待する次第でございます。 最後になりますが、皆様方の御健勝と、北海道養豚生産者協会、さらには、本道の養豚産業のますますの発展を心から祈念申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。

北海道農政部生産振興局畜産振興課 宮田課長 来賓あいさつ

北海道農政部生産振興局畜産振興課 宮田課長 来賓あいさつ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

● 議事結果

「日胆地区養豚協議会」の大坪一寿代議員が議長に就任され、円滑な進行を頂いた結果、第1号議案「平成26年度事業報告並びに収支決算報告について」以下、第6号議案「役員の改選について」まで、全会一致で承認されました。

平成27年度定期総会 会場の様子

平成27年度定期総会 会場の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

● 総会における主な質疑内容

○ 北海道埼牧心友会 西原代議員
歩留調査の結果では、全屠場の平均を出していますが、個々の屠場によって、かなりの違いが出て来ていると思いますので、そういうことも総会の中で明確に出して欲しいと思います。また、各屠場に調査報告の結果を報告しているのでしょうか。

(富樫会長)
6・7年、歩留り調査を続けていますが、各年の数字や出荷、食肉処理場ごとの歩留り等は、報告書に明記して、各事務局に伝えておりますので、まもなく地区の会員まで届くと思います。残念ながら屠場によっては、農場のデータが1件しか出ていないところもあり、単純な比較が難しい面があったり、はっきりとした傾向が見えないところもあります。今回の報告書の中で、詳細については、会員に公表しておりますので、お目を通して頂きたいと思います。 屠場に対しての報告は、各データに入っている屠場に対しても、同じ報告書を送付させて頂いておりますが、一概に数字だけでは言えない面がありますので、会員の皆様には、データの取扱いには、慎重にして頂きたいと思います。

○ 北海道埼牧心友会 入舩代議員
当協会の収入の大部分である活性化奨励金やチェックオフ資金についてお聞きします。協会が発足してから10回目の総会でありますが、チェックオフ資金については、会員の皆様が理解して、事業に協力して頂く形だったと思っています。 10年目の節目を迎えますが、この先、こういった収入の当てを会員の皆様にお願いするに当たって、どういう形で行って行くのかをお聞きします。

(富樫会長)
当協会の収入は、活性化奨励金とチェックオフ資金がありますが、畜産公社に出荷して頂いている生産者の方は、1頭につき51円の活性化奨励金を畜産公社から頂いていますので、生産者のチェックオフをその分免除していると考えています。 したがって、活性化奨励金とチェックオフは、性格が違いますが、当協会の収入としては、全ての会員から同じ額を頂いていると理解しております。今後、ご意見があれば検討して行きたいと思います。

○ 十勝養豚振興協議会 伊藤代議員
配合飼料価格安定制度についてお聞きします。餌の価格も非常に高くなってきて、コストが上がっています。 基金の我々の掛け金は、既に破綻的な状況で、特別借入等が行われています。その金額が、200億円や何百億円だと言われていますが、本当の借入金はいくらなのか、畜種ごとには、一体いくらなのか、例えば、豚はいくらなのか、何も分かりません。また、どこの銀行から金利はいくらで借りているのか、我々の掛け金の何割が元金返済に当てられて、我々の補填として実質いくらあるのか。我々がこういった疑問をもっとぶつけて行きながら実質的にどうやって運営されて、将来はどうなって行くのかを形まで見せて貰いたいです。 我々は、掛け金を掛けていれば良いというだけではなく、その中身まで知る権利はあると思います。組織ならぶつかって行ける要素がありますので、全国に繋げても良いですので、こういったことを一つ一つクリアして頂きたいですし、要望としてお願いしたいと思います。

(富樫会長)
配合飼料価格安定制度について、残念ながら正確にお答えすることは出来ませんが、そういった疑問や要望がありましたので、勉強しながら問題点をクリア出来る方向で検討して参りたいと思います。

○ 北海道埼牧心友会 入舩代議員
チェックオフ資金等の財源についてですが、先程事業計画について説明がありましたが、これは財源があって行われるべきだと理解しております。農家戸数も減っているにも関わらず、生産頭数が増加しているからチェックオフ資金が増えたというお話がありますが、中には、協会を脱会した方やチェックオフを止めたい方がいるというお話を聞きます。役員方には、もう少し会員への気配りをして頂ければ、協会は増々活発に活動が出来ると思います。また、やっている活動の中で、歩留りについては、広く総会の席において、中身の詳細を詳しく載せて頂きたいと思います。

(富樫会長)
農家戸数の減少には、非常に危惧しており、全国的に農家戸数の減少と生産頭数が減少している中で、北海道は、農家戸数は減少していますが、生産頭数は延びています。今後は、この状態が続くとは思っておらず、厳しい状況になると思っています。また、26年度は、事業内容について会員まで浸透させようと、役員が手分けして、各地区の総会や研修会等に出向いて、色んな協会事業について説明しておりますが、年に1度が精一杯で、急に行き渡ることは難しいので、当協会ホームページやHPA通信もありますので、そういったものを通して、協会の事業内容や考え方を会員に浸透させるように努力して行きます。 何かご指摘の点がありましたら役員の方に提案して頂ければ、役員会や理事会等で協議させて頂きたいと思います。 歩留り調査の説明については、総会や全道養豚経営研修会等で説明するかは、検討させて頂きたいと思います。

 

● 本定期総会における特別決議

○ TPP交渉における豚肉差額関税制度堅持に向けた決議 鈴木理事から決議案を読み上げ、出席者全員の拍手で確認されました。

定期総会 特別決議を読み上げる 鈴木 寿 新理事。  左隣は、大坪議長

定期総会 特別決議を読み上げる 鈴木 寿 新理事。  左隣は、大坪議長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ 北海道養豚の振興及び安定に係る緊急要請 続いて、中岡青年部長から要請案を読み上げ、出席者全員の拍手で確認されました。

 

特別決議の取扱い

○ 総会で議決された特別決議については、総会終了後、北海道農政部及び北農中央会農業対策部それぞれに、会長・副会長から平成28年度国費提案(要請)に反映頂くよう、お願いするとともに、道内選出国会議員全員に要請書として送付いたしました。

 

・・・・事 務 局 か ら・・・・

○ 総会会場において、26年度北海道ポーク参加農場として認定された㈱ほべつすわいん(2t会)及び㈱協同畜産経営センター(道央養豚研究会)を含む全19農場の所在地を示すマップが公開・掲示され、養豚関係団体など出席者の目を引き付けておりました。

総会会場に掲示された 「北海道ポーク認証農場 マップ」

総会会場に掲示された 「北海道ポーク認証農場 マップ」

 

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